1. genemagic cVA 1.0 Windows版の動作環境について 


2. genemagic cVA 1.0 Windows版の使い方 2001.05.03 (0)テクスチャ素材や追加エフェクトの準備 ・静止画テクスチャ素材:  texture_bank000の、subbank00〜15の、imgsに入れる。  画像データは、アルファチャンネル付きのSGI RGB形式で、  サイズは、64×64、128×128、256×256、512×512ピクセル。  ※アルファチャンネルの含まれない画像は正しく表示されません。   Adobe Photoshopなどで、4つめのチャンネル(名前は自由)を作って下さい。 ・動画テクスチャ素材:  texture_bank000の、subbank00〜15の、movsに入れる。  ムービーデータは、Microsoft AVI形式。サイズは自由。  ※ひとつのsubbankには、imgsとmovsの合計で8枚まで入ります。 ・追加エフェクト:  effect_bank000の、subbank00〜15に入れる。  ひとつのsubbankには、8個までのエフェクトが入ります。 ・追加エフェクトが読み込む特殊なデータ(3Dのモデリングデータなど):  effect_data内に、エフェクト名(.dllは不要)と同じ名前のフォルダを  作り、その中に入れる。  データ形式は、エフェクトによって異なります。   -- ディレクトリ構成 -- 以下の図で、オレンジ色の部分が素材などのファイルです。自由に追加/変更できます。 緑色の部分は、素材などを入れるディレクトリです。ディレクトリ名は決まっています。 使わないsubbankはディレクトリの外にだしておけば、cVAはそれを読み込みません。 それ以外のファイルは、cVAが動作するために必要な設定ファイルやライブラリです。 まちがって変更や削除をしないように気をつけてください。 [Quick Start] ダウンロードしたcVAには、サンプルテクスチャと、いくつかのエフェクトが 入っていますので、まずは、以下の手順で動かしてみて下さい。 [cva.exeを起動]  > 数十行のメッセージが表示されたあと、操作画面が表示されます。 (1)スペシャルキー F12 : レンダリングエリアのサイズ切り替え(フルスクリーン表示あり) Insert : Feedback Texture 有効/無効の切り替え Home : GUI 表示/非表示の切り替え End : フレームレート表示/非表示の切り替え Esc : アプリケーション終了 (2)映像を出すには ・Texture paletteから、Track Setupの1つのトラックへテクスチャをドラッグしてアサイン。 ・Effect paletteから、Track Setupの1つのトラックへエフェクトをドラッグしてアサイン。 ・そのトラックの、ボリュームスライダー(V)を右にスライド。   >表示の濃さが変化する。 ・そのトラックの、パンポットスライダー(P)をまん中や左右にスライド。   >BUS A、BUS Bそれぞれに送られる映像の濃さが変化する。   ※音楽用ミキサーの考え方にしたがって、BUS(バス)A、Bと呼んでいますが、    通常の映像用語では、チャンネルA、Bに相当するものです。 ・BUS A、BUS B Switcherのスライダーを左右にスライド。   >メインレンダリング出力に送られる映像の、A/Bブレンド率が変わる。   ※たとえば、Aを本番映像として出力している間に、Bに次のシーンの映像を準備しておき、    SwitcherでA→Bと滑らかにフェードすることができます。 ・上記の操作を、他のトラックに対して同様に行うことにより、16トラックまでの  映像を重ねて表示することができます。 (3)エフェクトを操作するには ・Track Setupの、ひとつのトラックをクリックしてセレクト。   >反転表示になる。 ・Effect Controlの、パラメターをクリックしてセレクト。   >反転表示になる。 ・Effect Controlのコントロールパッド上で、上下左右にドラッグ。   >コントロールパラメータの数値が変化する。    ※上下方向で変化するパラメータと、左右方向で変化するパラメータがあります。 ・resetをクリックすると、パラメータが初期値に戻ります。 (4)BPM(テンポ)を決めるには ・BPM Controllerの、startをクリック。   >テンポ検出のためのクリックカウントがクリアされる ・音楽のビートに合わせて、BPM ControllerのTAPボタンを5回クリック。   >5回目までのクリック間隔の平均値でテンポが決まります。    ※BPM(テンポ)は、blinkなどのBPM対応のエフェクトだけに有効です。   また、BPMは、cVA全体で共通です。   (5)Feedbackテクスチャを使う ・パソコンのキーボードの「Insert」キーを押すと、Feedback(映像のリサンプリング)  機能が有効になります。 ・「Feedbackテクスチャ」は、cVAに内蔵されていて、Texture Bankの  1番目のテクスチャに入っています。  通常のテクスチャと同様に、トラックにアサインしてください。 ・「Feedbackテクスチャ」は、どんなエフェクトと組み合わせてもOKです。 ・ 音楽用エフェクトの『ディレイ』や『リバーブ』のような効果が生まれます。 ・「Insert」キーを、もう一度押すと、Feedback(映像のリサンプリング)が停止します。  停止する瞬間の画像が記憶されるので、それをテクスチャとして使うことが可能です。 (6)MIDIコントローラーを使う   ※上記のすべての操作は、外部のMIDIコントローラーやMIDIシーケンサからの信号で   動作させることができます。それぞれの操作に対応するMIDI信号の種類は、操作をした   瞬間にMIDI Terminalに表示されていますので、それに合わせてコントローラーをセット   アップして接続し、操作してください。   ※MIDIチャンネルがそのままcVAのトラック番号に対応します。 ・MIDIボリュームスライダーで、トラックのミックスをする:   スライダーがMIDI Control Changeの7番で、0〜127 の値を送るように設定。   MIDIの1チャンネル(=cVAのトラック1)を操作するには、   「b0 7 0〜127」というMIDIショートメッセージを送信。 ・MIDI コントロールノブを回して、エフェクトの操作をする: コントロールノブを16個用意して、MIDI Control Changeの 102番から117番のそれぞれについて、0〜127の値を送るように設定。 MIDIの1チャンネル(=cVAのトラック1)にアサインしたエフェクトの、 ひとつめのパラメーターを操作するには、 「b0 102 0〜127」というMIDIショートメッセージを送信。 ############### cVA 1.0 MIDI message list ################### All cVA1.0 parameters are MIDI control changes. control change format = bx sb value x = 0-15 (MIDI Channel) sb description --------------------------------------------- 7 volume 8 balance(total A,B switch) 10 pan(bus A, bus B) 20 effect bank selection (bank000-bank127) 52 effect selection(0-127) 21 texture bank selection (bank000-bank127) 53 texture selection(0-127) 102-117 effect control parameters(16 params) 22, 54 BPM (val22*2+(val54-63)/63) 23, 55 BPM ratio: BPM multiplyer (effect uses this parameter for xN BPM) ##################################################### (7)2台のcVAマシンをMIDI接続して、片方をコントローラーに、   もう一方をフルスクリーン表示で使う。   cVAのGUIは、MIDI信号を出力しますので、MIDIコントローラの代用に   することができます。   ぜひ試してみて下さい!! (c) genemagic research